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宇宙分野などで産業創出/豊かな水辺空間を再生/三井不の日本橋再生第3ステージ
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>三井不動産は29日、「日本橋再生計画第3ステージ」を発表した。「豊かな水辺の再生」「新たな産業の創造」「世界とつながる国際イベントの開催」を3つの重点構想として、世界の課題解決に貢献する街づくりを進める方針だ。新たな産業の創造に向けては、これまで展開してきた「ライフサイエンス」の領域に加え、「宇宙」「モビリティー」「食」を新たな戦略領域として取り組む。ビジネスやカルチャーの創出に向け、ハード・ソフト両面から産業の成長をサポートする。「日本橋を未来に続く街道の起点としていきたい」(菰田正信社長)。
日本橋川沿いでは現在、5つの再開発事業が計画中で、総延べ床面積は約120万㎡に及ぶ。このほか首都高速道路の地下化事業なども踏まえ、川沿いに親水空間の整備を進める。川幅を含めた幅は約100m、長さ約1.2㎞を計画している。川を活用して、都心とウォーターフロントエリアを結ぶ舟運ネットワークの形成も進める。「水辺再生によって東京の大動脈を生み出す」(菰田社長)方針だ。
新たな産業の創造に向けては、宇宙、モビリティー、食の3つの戦略領域を設定した。宇宙分野は民間企業の参入によって急成長し、地球上の課題解決にもつながることが期待されていることから今後、産官学の連携を軸として新たな価値創造を目指す。
モビリティー領域では舟運ネットワークに加え、新たな移動サービスの導入を検討する。新たな都市サービスの提供につなげたい考えだ。食の分野では、産官学の多様な主体が集まるイノベーション拠点を整備するほか、老舗とのコラボレーションの促進などにも取り組み、食文化の継承と革新を進める。
世界とつながる国際イベントの開催に向けては、三井不動産が持つホールやカンファレンス、公共空間なども含めて連携し、街全体をイベント会場化するなどビジネスとエンターテインメントが融合した大型イベントの開催を検討する。
三井不動産は2004年の「COREDO(コレド)日本橋」の開業を皮切りとして「日本橋再生計画」をスタートさせた。14年からの「日本橋再生計画第2ステージ」では、「産業創造」「界隈創生」「地域共生」「水都再生」の4つのキーワードに基づきハード・ソフト両面からまちづくりを進めてきた。
残り50%掲載日: 2019年8月30日 | presented by 建設通信新聞