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建築士試験/20年から新要件/7月12日に学科試験/五輪開催で2週間早める
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>政府は6日、2018年12月に公布した改正建築士法に関する政令を閣議決定した。政令の公布日は11日。改正法の施行日は20年3月1日となる。実務経験を求めない新たな要件に基づく建築士試験は20年に始まる。東京五輪の開催期間における移動の混雑を避けるため、20年の学科試験は例年より2週間早い7月12日に行う。
設計3会(日本建築士会連合会、日本建築士事務所協会連合会、日本建築家協会)の共同提案をきっかけに成立した改正建築士法は、建築士試験の受験要件である実務経験を免許登録要件に変更することが柱。
試験の前後にかかわらず、免許登録時までに2年以上の実務経験を積んでいれば良いとし、大学卒業後すぐに受験できるようになる。従来は仕事をして実務経験を積んだ後に受験する流れだったが、受験者数が減少し、受験者の高齢化も顕著なため、受験機会を拡大し、建築士人材の継続的・安定的な確保を図る。
政令改正により、建築士の登録・受験に関する手数料も見直した。1級建築士の登録手数料は2万8400円、1級建築士の受験手数料は1万7000円、2級・木造建築士の免許に関する事務の標準手数料は2万4400円、2級・木造建築士の試験の実施に関する事務の標準手数料は1万8500円となる。
建築士試験における学科試験の免除期間見直しなど、7月に公表した国土交通省の省令と告示の改正案については、省内の手続きを進めており、11日以降の公布となる見通し。
残り50%掲載日: 2019年9月9日 | presented by 建設通信新聞