当サイトについて 採用ご担当者様
会員登録はこちら 求人検索

建設技術者向けNEWS

建設技術者の方が知りたい情報を絶賛配信中
会員登録いただくと無料で閲覧可能です!

  • スーパー・メガリージョン/効果波及へシナリオ/国交省 協議会で具体検討

     国土交通省は2020年度、リニア中央新幹線の開業を契機にヒト、モノ、カネ、情報を世界中から引き付けるスーパー・メガリージョン(SMR)の形成と、その効果の広域波及に必要な取り組みを検討する。行政と経済界で組織する協議会でブロック別に検討し、個別の取り組みを示したロードマップを策定する。20年度予算の概算要求に調査費として2億円を新規計上した。

     

     JR東海が建設するリニア中央新幹線は、27年開業予定の品川~名古屋間(286㎞)が所要時間40分、45年より最大8年前倒しの開業が想定されている東京~大阪間(438㎞)は67分で移動可能と見込まれる。時間と距離が劇的に短縮されることから、リニア開業を契機に人の対流を活発化させ、各地域の個性を結び付けてイノベーションを生み出していくために必要な取り組みを検討する。

     

     国土形成計画に基づく広域地方計画の策定主体となる広域地方計画協議会の場を活用し、行政と経済界が新しいワークスタイルの創出や交通結節点を核とした人流のあり方、SMR形成の波及シナリオなどを検討する。取り組みの試行などにより、実現可能性を調査するフィージビリティスタディも行う。最終的には、時間軸を示したロードマップとして、広域地方計画のブロック別に取り組みをまとめる。

     

     国交省のスーパー・メガリージョン構想検討会は5月の最終取りまとめで、リニア開業に合わせて求められる取り組みとして、▽個性ある3大都市圏の一体化による巨大経済圏の創造▽中間駅周辺地域から始まる新たな地方創生▽SMRの効果の広域的拡大--の3つを示した。

    残り50%
    ログインして続きを読む 会員でない方はこちらよりご登録ください

    掲載日: 2019年9月19日 | presented by 建設通信新聞

前の記事記事一覧次の記事