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アクティオ/水中通話機 レンタルを開始/護岸工事の作業効率向上/骨伝導と光波で会話
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>アクティオは、水中で潜水士同士が意思疎通を図れる水中通話機「i-MAJUN」(イマジュン)のレンタルを10月1日から開始する。護岸工事の作業効率向上につなげる。
海での工事作業に携わる潜水士は現在、全国に約3300人いるものの、日本潜水協会の推計では10年後に2900人まで減少するとされている。一方で、東日本大震災を契機に消波ブロックを設置する護岸工事の需要は高まっているが、潜水士不足によって作業が進んでいないケースも出ているとみられる。また、高度経済成長期に整備された岸壁の約50%が15年後には50年以上の経過年数に達し、早急な対策が求められている。
水中の作業ではこれまで、ジェスチャーや有線の通信機を使って潜水士同士が意思疎通を図ってきたが、緊急時の作業連携やつなぐケーブルの設置など、作業の自由度、安全面に課題があった。
イマジュンは、潜水士が発した声を骨伝導で送信機に送り、LEDの光の波動(光波)で相手に伝える。ケーブルが不要で、取り回しの必要がなく、自由で安全な作業を実現できる。遠隔操作で吊り荷の旋回制御ができるジャイロマスターと併用すれば、海風の影響を受けずに吊り荷の指定場所で自由に回転させて設置でき、より効率的な作業が可能になる。
潜水士は、受信機と送信機で構成する装置を手に持ち、フルフェース型の水中マスクに骨伝導スピーカーと骨伝導マイクを装着する。 最大通信距離は10mで、対応最大深度は30m。 専用のリチウムイオン電池を電源としており、約4時間の連続使用ができる。
レンタル料は、基本料が5万円で、 月9万円としている。
残り50%掲載日: 2019年9月20日 | presented by 建設通信新聞