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  • NEC/分散電源を統合制御/11月からクラウド提供

     NECは、電力の消費者が保有する分散したエネルギー源を統合制御して調整できる「NEC Energy Resouce Aggregationクラウドサービス」(RAクラウドサービス)の提供を11月から始める。バーチャルパワープラント(VPP)構築実証事業への参加者や需給調整市場に参入するリソースアグリゲーター(RA事業者)を対象に提供する。

     

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     ビル保有者などが持つ個別の蓄電池や太陽光などの発電設備を情報通信技術で統合制御し、1つの発電設備のように機能させるVPPの構築に向けNECでは、多数の蓄電池を遠隔で制御できる技術の開発などを進め、実証事業にも参画してきた。

     

     今回、実証実験で培った技術を基盤にRAクラウドサービスを開発した。RA事業者は、制御するエネルギー源をクラウド上に登録して同サービスを通じて蓄電池の充電状況などの情報を受信した上で、最適な制御内容を決定する。AI(人工知能)が過去の制御実績を学習して負荷削減量基準値(ベースライン)の予測精度を評価し、ベースラインと実際の需要との誤差や、エネルギー源の特性などで生じる誤差を補正する。将来的には、電力需要に影響するようなイベント情報や気象情報なども加味し、より高精度な制御を目指す。

     

     今後、創設される予定の需給調整市場の動向にも対応する。

     

     NECでも、自社の事業所内に設置したエネルギー源をVPPとし、RA事業者の立場として同サービスを使って実証に参加する。

     

     建設業界では、スマートシティーの実現を目指す大規模開発などでVPPやRA事業に参入する機会も出てきており、これらの事業を支援するサービスとなりそうだ。

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    掲載日: 2019年9月25日 | presented by 建設通信新聞

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