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BIM導入済みは3割/職員数が多いほど高割合/日事連が活用調査
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>日本建築士事務所協会連合会(佐々木宏幸会長)の「BIMと情報環境ワーキンググループ」は、「建築士事務所のBIMとIT活用実態にかかわる調査報告書」を公表した。全体のBIM導入割合は「導入済みで活用中」「導入済みだが未活用」を合わせて30%だった。事務所の形態別に見ると、総合設計事務所の導入済み割合が高い。事務所の総職員数別では、10人以上の事務所で導入済みの割合が高く、総職員数が多いほど導入している傾向が読み取れる。導入・適用による効果について、56.9%が「効果があった」と回答している。
BIM導入・活用状況
調査は3月中旬から5月中旬にかけて、各都道府県の建築士事務所協会を通じ、会員事務所を対象に実施し、有効回答数は955件だった。
全体のBIM導入割合は「導入済みで活用中」が17.1%、「導入済みだが未活用」が12.9%となり、合わせて30%が導入している。
BIMソフトウェアについては、「ArchiCAD」が43.0%と最も多く、次いで「Revit」が33.2%となり、これら2製品が8割弱を占めている。
活用範囲については、「プレゼン用資料」が81.8%で最も高く、次いで「基本設計」(65.4%)、「企画設計」(62.9%)となっている。
BIMの学習方法や研修方法としては「セミナーへの参加」が54.5%で唯一過半数となった。次いで「OJT(現場で実務を通じての業務習得)」の40.6%となっており、「実際に物件での作業が一番覚える」といった意見もあった。
一方、導入・適用に至らない理由については「BIMソフトウェアの購入にコストがかかる」が50.7%で最も多い。導入していない事業所を対象にした、「どのような状況になったら導入を検討するか」の設問に対する回答割合は、「発注者がBIMを要求してきたとき」が58.8%で最も高く、次いで「BIMでの新市場が開拓されたとき」の40.1%となっている。
残り50%掲載日: 2019年9月26日 | presented by 建設通信新聞