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  • パシコン/SPC運営の道の駅が千葉県睦沢町に10月1日開業/地方創生に注力

     パシフィックコンサルタンツがPPP/PFI事業を通じた地方創生の取り組みに注力している。10月1日に全面開業を予定する千葉県内の道の駅で、同社は「地域活性」や「健康長寿」をコンセプトに施設整備を実施。レンタサイクルや入浴施設などを取り入れ観光客の誘致につなげるという。従来施設と差別化した点を積極的にアピールし、計画段階にある国内プロジェクトへの参画に弾みをつけたい考えだ。

     

     開業する「道の駅むつざわ」の所在地は睦沢町森2の1、敷地面積は約2ヘクタール。同社を含む3社で組織した特定目的会社(SPC)が、BTO(建設・移管・運営)方式のPFIで整備・運営する。総事業費は約26億円を見込む。事業期間は2039年3月末までの22年9カ月を予定する。

     

     整備に当たっては、周辺エリアに立地する「睦沢総合運動場」の指定管理業務で得た経験を生かした。施設には地元産の野菜を販売する直売所に加え、レストランや温浴施設などを配置。子育て世帯の地方回帰を狙い、敷地内に町営住宅(33戸)も配置する。

     

     パシコンによると「事業採算性を重視する従来の道の駅と差別化を図った」(社会ノベーション事業本部)ことが最大の特徴という。道の駅開業後はジョギングコースや多目的広場を配置した運動公園と宿泊施設を電動自動車で結ぶ計画も提案する考え。

     

     町が推進する健康で快適に生活できる「スマートウエルネス型」の街づくりを後押しする。道の駅の整備で高い付加価値を地域に提供する道筋を付け、地域創生の関連事業で収益拡大を図る方針だ。

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    掲載日: 2019年9月26日 | presented by 日刊建設工業新聞

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