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竹中工務店/大規模免震建物を接続/新たなエキスパンションジョイント
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【循環器病センターに導入】
竹中工務店は、2棟の大規模免震建物を接続する新たなエキスパンションジョイントを開発した。地震発生時に2棟の間に大きな変異が生じた際にも常に2棟の中心に部材が維持でき、床・壁の下地材の軽量化、室内の有効スペース確保を実現する。
3月に竣工した国立循環器病研究センター (大阪府吹田市)で初めて導入した。新築建物だけではなく、 既存免震建物に免震建物を増築する場合でも適用可能としており、今後、水平展開を図っていく。
このエキスパンションジョイントは、仕上げ材を支持する中心フレームとそれを支持する直材・斜材フレームで構成する。直材・斜材フレームにはスライド機構を設け、X方向、Y方向への変位に対応。中心フレームは常に2棟間の中央を維持する。
そのため、エキスパンションジョイント部の床・壁を2つに分割して支持スパンを2分の1とすることで、下地材の重量減少、室内空間の有効スペースの最大化を可能にする。
国立循環器病研究センターでは、エントランス棟と病院・研究所棟をつなぐ部分で新エキスパンションジョイントを導入した。震度7程度、90cmまでの変位に対応する。
同センターは基本設計を佐藤総合計画、実施設計監修を竹中工務店と日本設計、施工を竹中工務店が担当した。規模はRC・S造地下2階地上10階建て総延べ12万9882㎡。
残り50%掲載日: 2019年10月17日 | presented by 建設通信新聞