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女性技術者5年で6割増/日建連まとめ/技能者も堅調、比率上昇
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>日本建設業連合会(山内隆司会長)は、2014年に策定した「建設業の女性活躍促進に関する4つの計画」に基づく、5年間(14-18年度)の取り組み結果をまとめた。女性技術者・技能者数を18年度までに倍増させると定めた目標値には届かなかったものの、いずれも建設業全体で大幅に増加。会員企業の女性技術者も堅調に推移、女性管理職については目標値を上回っている。女性の活躍が担い手対策の側面だけでなく、業界全体の魅力向上にもつながるという認識の下、会員各社の地道な努力が顕著な成果として表れている。
女性活躍推進に関する5年間の取り組み
「女性技能労働者活用方策」(日建連作成)、「女性技能労働者活用のためのアクションプラン」(同)、「もっと女性が活躍できる建設業行動計画」(国土交通省、建設業界5団体作成)、「もっと女性が活躍できる建設業を目指して-日建連の決意-」(日建連作成)では、▽建設業全体で女性技術者・技能者を 5年以内に倍増▽日建連会員企業の 女性技術者の比率を5年以内に倍増(10年で10%程度引き上げる)▽日建連会員企業の女性管理職を5年以内に倍増(10年で3倍程度引き上げる)--に設定している。
会員企業を対象に実施している「建設業における女性の活躍推進に関するフォローアップアンケート調査結果」によると、建設業全体の女性技術者は13年度の1万1000人と比べ、18年度には6割増の1万8000人に伸びている。男性を合わせた技術者総数(32万-33万人)が大きく変わっていない中で、女性比率は高まっている。
女性技能者は3割増の10万4000人。伸び率は女性技術者ほどではないが、技能者総計は3%減少(341万-331万人)しているため、現場での女性活躍が顕著となっている。
日建連会員企業の女性技術者は8割増の5099人。技術者総計に対する女性比率も8割増の5.9%に上昇しており、目標達成は目前だった。女性管理職は2.3倍の1437人で目標を達成した。
企業単位で女性技術者の所属数が51人以上の割合は15%(15年度)から19%(18年度)に、すべての技術者に対する女性技術者の比率が5%以上の割合は17%から22%に、女性現場監督が51人以上の割合は4%から9%に、すべての現場監督に対する女性現場監督の比率が2%以上の割合は19%から62%に、それぞれ増加している。
日建連では、国土交通省と業界団体でまとめる新たな女性活躍行動計画を見据え、5年間の取り組み結果を精査した上で、日建連独自の女性活躍に関する新たな5カ年計画を11月中に作成する予定だ。
残り50%掲載日: 2019年10月24日 | presented by 建設通信新聞