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PlugandPlay/建設×テックイベントに竹中、清水協賛
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【内外ベンチャー11社参加】
シリコンバレーのベンチャーキャピタル・アクセラレータ「Plug and Play」は28日、東京都中央区のコングレススクエア日本橋で、「建設×テック」のイベントを開催した。竹中工務店と清水建設が協賛した。ベンチャー企業が海外から9社、日本から2社が参加した。
Plug and Playが2016年に設立した日本支社のフィリップ・誠慈・ヴィンセント代表は支社の役割として「海外スタートアップを日本へ。日本のスタートアップを海外へ、日本のスタートアップへの投資。大手のリソースを使ったスタートアップ支援」の4点を挙げた上で、「9月に支社としての最初の投資をした。19年中にもう数件、来年からは10-20社のスタートアップに投資したい」とした=写真。続いて、本社の不動産・建設分野のマイルズ・タビビアン代表が「クレイジーなアイデアを持ってリスクを取って行動する人を支援したい」とあいさつした。
基調講演では、日本貿易振興機構(JETRO)イノベーション・知財部の川俣洋史氏がオープンイノベーション支援の取り組みを紹介した。
パネルディスカッションでは、DigitalBaseCapitalの桜井駿代表パートナーを司会に、喜連川優国立情報学研究所長、平田芳己清水建設執行役員次世代リサーチセンター所長、村上陸太竹中工務店執行役員技術本部長が登壇し、「日本の建設×テックの現在地」をテーマに議論した。村上本部長は、「サポートロボットを建設現場に導入しようとしているが、人間と比較すると人間の方が効率が良い。人間の作業と比較せず、職人をサポートするロボットが必要だ」としたほか、 「日本の協力会社は、課題を解決する能力は非常に高い。だが、 最初から課題を発生させないような根本的な提案は得意ではない。海外の企業にはそうした新しい発想を期待している」と語った。平田所長は「スタートアップの技術はそのまま使えるものが少ない。 協力会社を集めてものをつくるゼネコンの能力を使ってさまざまな業種を統合して使わなければならない」と提言。 特に海外のスタートアップ企業は、「非常に元気で優秀な企業がそろっている。ただ、 大手ゼネコンとはスピード感がまったく違うので、方法を変えてタイムリーに付き合える体制に変えなければならない」とした。
最後に、参加したベンチャー企業11社が自社の技術やサービスをPRし、ネットワーキングに移った。
残り50%掲載日: 2019年10月30日 | presented by 建設通信新聞