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  • キャリアアップシステム能力評価制度/11月から全国で特別講習/レベル別 4色のカード/先着5万人に無料交付/国交省

     国土交通省は、建設キャリアアップシステムを活用した建設技能者の能力評価制度で、技能者のマネジメントスキル向上特別講習を11月から全国で開催し、受講者に対して4色の建設キャリアアップカードを無料で先行的に交付する取り組みを始める。予算の関係上、手数料が免除になるのは5万人で、先着とする。鉄筋や型枠、建築大工など10職種の職長・中堅クラスが対象。2019年度末までに5万人以上の技能者が特別講習を受講し、能力評価基準に基づくレベル判定を申請することを目標としており、技能者の客観的なレベル分けがいよいよスタートする。

     登録基幹技能者がある全35職種の専門工事業団体が4段階の能力評価基準の整備を進めており、10月末時点で9職種の基準が国土交通大臣の認定を受けた。

     

     特別講習は、基準を近く認定予定のとび職種を加えた10職種で先行的に始める。国交省の委託を受けた建設業振興基金が主催する。講習内容は建設キャリアアップシステムの概要や、役職に応じて必要となるマネジメントスキル、ハラスメント対策、働き方改革など。10職種の技能者であれば誰でも受けることができ、建設キャリアアップシステムに登録していなくても受講可能だ。受講料は無料。技能者の仕事の支障にならないように、一部を除いて日曜に開催する。

     

     国交省が特別講習の受講者のうち先着5万人を対象に免除するのは、基準に沿ったレベル判定の手数料と、システム登録時に交付されるホワイトカード(レベル1)から判定結果に応じてブルーカード(レベル2)、シルバーカード(レベル3)、ゴールドカード(レベル4)に切り替えるカード更新の手数料。建設キャリアアップシステムの登録料2500円は必要になるため、注意が必要だ。

     

     特別講習は企業も主催できる。建設業振興基金は特別講習の実施者を1日から公募する。原則100人以上の参加を目標数に設定して受講者数が達するまで講習を実施することや、建設キャリアアップシステム登録とレベル判定申請の手続きを行うよう受講者に指導することなどが条件。選定された実施者には、建設業振興基金が講習内容を収めたDVDを郵送する。実施者にはゼネコンとその協力会を想定しており、22日まで受け付ける。企業主催の特別講習受講者も手数料を免除する国交省の取り組み対象となる。

     

    カードリーダー設置、モデル現場の公募も

     

     建設業振興基金は、カードリーダー設置モデル現場も公募する。カードリーダーを現場に設置して建設キャリアアップシステムの効果を検証したい元請企業に対し、カードリーダーを無償で貸与する。現場入場する技能者を対象に、企業主催型の特別講習を実施することが条件。応募は22日まで。200-250現場の実施を目標としている。

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    掲載日: 2019年11月1日 | presented by 建設通信新聞

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