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第2四半期決算/舗装大手8社、全社増収/受注・利益も増加傾向目立つ
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>道路舗装大手8社の2020年3月期第2四半期決算が14日に出そろった。売上高は繰り越し工事の順調な消化などによって8社すべてが前年同期よりも増加し、受注高や各利益面でも増加傾向が目立つ。業績に影響を与えてきた原材料価格の高騰については、複数社が「昨年よりも落ち着きを見せてきた」と評価しており、ひとまずはピークを越えたとの認識を示している。
道路舗装8社の2020年3月期第2四半期業績
受注高は8社中6社で前年同期を上回った。 前年は独占禁止法違反による営業停止などの影響で大きく減らした会社が複数あり、 その反動増が要因として挙げられるほか、NIPPOは 「高速道路などで大型工事を何件か受注できたこと」、世紀東急工業は「空港案件など官庁工事での好調」を増加要因としている。前田道路は 「通常どおりの営業活動をすることができ、一昨年とほぼ同等の結果を出すことができた」と説明する。
売上高は全社ともに増加した。前田道路と大成ロテックは2桁増、NIPPOと鹿島道路も2桁近い増加を示している。受注の好調に加え、前田道路や鹿島道路は繰り越し工事の消化が進んだことを要因として挙げる。
製造販売の売上高は8社中5社で増加した。日本アスファルト合材協会がまとめた会員企業のアスファルト合材製造数量(速報値)では、4-9月累計の製造数量は1731万6326tで、前年同期比から3.2%増加した。
利益面についても、全体的に増加傾向が目立つ。大林道路や鹿島道路、大成ロテック、世紀東急工業の担当者は、事業量の増加や施工の効率化などによる利益率の改善が利益向上につながったことをコメントしている。また、利益率に負の影響を与えていた原材料価格の高騰について、NIPPOや前田道路、大成ロテックは「昨年と比較して安定してきた」と評価している。
ある企業の担当者は、上期は台風など複数の自然災害に日本列島が見舞われたことで工事に遅れが生じたことを挙げ、「それさえなければもう少し業績を伸ばせたという感触を得ている」と述べた。
残り50%掲載日: 2019年11月15日 | presented by 建設通信新聞