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前田建設ら/鋼製支保工建込みロボを現場導入/施工スピード3分の1に
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>前田建設と古河ロックドリル、マック(千葉県市川市、宮原宏史社長)は、共同で開発した鋼製支保工建て込みロボットを国土交通省九州地方整備局発注の「宮崎218号平底トンネル新設工事」と、東北地方整備局発注の「広瀬1号トンネル工事」に導入した。大幅な省人化と施工サイクル短縮によって通常の施工スピードの約3分の1で鋼製支保工の建て込みが可能になったほか、高精度建て込みによる品質向上、切羽肌落ち災害に対する安全性向上も確認した。
鋼製支保工建て込みロボットは、自動追尾型トータルステーションなどによる「支保工位置ナビゲーションシステム」と支保工位置の微調整が可能な「高性能エレクター」、人力作業が不要な「自動建込用鋼製支保工」で構成する。支保工の位置合わせなど、従来は人が切羽付近で実施していた作業を機械化する技術で、2017年10月に開発した。
2現場で導入した結果、ワンタッチ式クイックジョイントによって天端継手を締結し、事前に金網・転倒防止用アンカーを設置した鋼製支保工をロボットが把持しながらコンクリートを吹き付け、作業員の切羽への立ち入りを不要にした。標準的な施工ではオペレーター1人と切羽に立ち入る作業員数人が必要な作業をオペレーター1人で実施できた。人力で実施していた位置合わせ作業をICTで機械化し、金網などの現場設置作業も省略したほか、吹き付けコンクリートと鋼製支保工建て込み作業も並行して実施でき、通常の施工スピードの約3分の1で建て込みが可能になった。
人力・目視で実施していた鋼製支保工の位置合わせ作業を機械化したことで建て込み精度が向上したほか、特に従来の定尺長のつなぎ材を省略したことでカーブ区間の建て込み精度が向上した。
残り50%掲載日: 2019年11月19日 | presented by 建設通信新聞