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  • 土工基幹技能者 初年度300人の誕生目指す/日機協 2月3都市で初講習

     日本機械土工協会(向井敏雄会長)は、今年度から登録基幹技能者講習を実施する職種として新たに追加された「土工」について初講習を2020年2月15、16日に実施することを決めた。会場は東京、名古屋、大阪の3都市で、講習の申し込みは20年1月15日まで。同協会は「高度な技能を持った土工の存在を明らかにすることで、社会的・経済的地位の向上や建設全体のイメージアップにつなげる」とし、初年度は約300人の土工基幹技能者の誕生を目指す。

     

     土工職は、重機械を入れることが困難な場所や狭い場所での作業、小規模な工事、きめの細かい施工と高精度な出来形が要求される作業を担い、作業条件が許せば軽機械などの運転操作やコンクリートの打ち込み作業など多くの作業を行う多能工の性格を持つと定義。ただし、重機械による機械化施工作業のみを行う技能者は、既に登録基幹技能者にも位置付けられている「機械土工技能者」となることから土工職の対象外とする。

     

     登録土工基幹技能者講習の受講要件は、「とび・土工工事業」または「土木工事業」の10年以上の実務経験と3年以上の職長経験があること。さらに、▽優秀施工者国土交通大臣顕彰者および旧建設大臣顕彰者(土工・建設マスター)▽1・2級建設機械施工技士▽職業訓練指導員▽発破技士もしくは火薬類取扱保安責任者--などのいずれかの資格保有も求める。

     

     登録基幹技能者講習では、10時間の講義と60分の試験を2日間で実施する。試験は20問出題され、正答率が6割以上で修了となる。受講料は2万7500円(税込み)。講習の詳細は同協会ホームページ(http://www.jemca.jp/)に掲載している。

     

     20年度からは、全国の11-12の主要都市で年2回の試験を原則とし、今後10年間で合計2万人の土工基幹技能者を養成する方針だ。

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    掲載日: 2019年12月19日 | presented by 建設通信新聞

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