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日建リース、東宏/トンネル現場に移動式足場/2年後、シェア50%目標
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>日建リース工業と東宏は、仮設足場材を利用したトンネル工事向け仮設シート台車「ダーウィン台車」を開発し、特許を申請した。新設トンネル工事の防水シート施工時に必要な「シート台車」と呼ばれる移動式足場を安価で迅速に供給できる。東宏の小林雅彦社長は、コストを従来のシート台車の半額程度とすることで「2年後にはシェア50%を目指す」と語る。
従来のシート台車は、それぞれのトンネルの断面に合わせてオーダーメイドしており、同一断面以外のトンネルに転用する際には改造が必要なため、コストや納期が課題となっている。
ダーウィン台車は「基礎部材」「駆動部材」「足場部材」で構成しており、足場部材には日建リース工業のクサビ緊結式足場「ダーウィン」を使用している。基礎部材と足場部材を100%転用可能なものとすることで大幅なコスト削減を可能としており、特殊部材の割合は10%程度に抑えた。部材は全国60カ所の日建リース工業の拠点に常備されているため、短納期で現場に供給できる。
日建リース工業は、建築・橋梁の仮設資材では高いシェアを誇るが、トンネル現場での使用頻度はまだ低い。2018年9月にトンネルに関する高い技術力を持つ東宏を子会社化したことを機に、両社でトンネル現場向けの仮設資材の共同開発を始め、ダーウィン台車はその初弾製品となる。
今後も、仮設資材を利用したベルトコンベヤー受け材の拡販や、仮設資材を利用した特殊型枠の開発などを進め、トンネル現場でのシェア拡大を狙う。
残り50%掲載日: 2019年12月19日 | presented by 建設通信新聞