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  • 補助金を大幅増額/安全帯、機械の更新支援/厚労省が予算計上

     厚生労働省が既存不適合の安全帯や機械を適合品に更新する中小企業や一人親方を支援する「既存不適合機械等更新支援補助金事業」で必要な経費として、7億2100万円を20年度予算案に計上したことが分かった。19年度予算額から7割以上増やした。中でもフルハーネス型への安全帯買い換えは需要が多いことから、19年度予算での1万7000本から大幅に増やし、5万本の買い換えに対応できる予算を確保した。

     

     同補助金事業は、同省として初めて導入した中小企業に補助金を交付する間接補助金制度。「改正安全帯の規格」で安全帯は原則、フルハーネス型となったことから、不適合の安全帯の買い換えに補助金を交付する。また、「改正移動式クレーン構造規格」に定める過負荷防止装置を備えていない3t未満の既存移動式クレーン(クレーン付きトラック)の改修・買い換えにも補助金を出す。

     

     補助金額などは19年度と同じで、不適合となる既存安全帯の買い換えの補助金は、「上限2万5000円の2分の1(補助率50%)」とし、1本当たり1万2500円が補助上限額となる。補助金交付に当たっては、今後の労働災害防止の取り組みなどを審査するとともに、補助対象の安全帯にも一定の要件を設ける。

     

     過負荷防止装置を備えていない3t未満の既存移動式クレーンの改修・買い換えなどの補助金は「上限20万円の2分の1(補助率50%)」で、1台当たり10万円が補助上限額。トラックに積載している移動式クレーンの載せ換えは100万円程度とされ、更新費用の約1割が補助されることになる。安全帯と同様に、補助交付要件がある。20年度事業では数百台分の補助を見込んでいる。

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    掲載日: 2019年12月24日 | presented by 建設通信新聞

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