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  • 大臣賞4団体など25者/i-Construction大賞/国交省

     国土交通省は25日、2019年度i-Construction大賞の受賞者を発表した。有効性・先進性・波及性の観点から、国土交通大臣賞4団体、優秀賞21団体の計25団体を受賞者に決定した。

     

     i-Construction大賞は、ベストプラクティスの共有と普及を目的に17年度に創設し、今年度で3回目となる。今年度は昨年までの工事・業務部門とi-Construction推進コンソーシアム部門に加えて、自治体の取り組み部門を新設した。

     

    26122019年度 i-Construction大賞受賞者一覧

     

     各部門の大臣賞をみていくと、工事・業務部門では、豊蔵組(金沢市)のツインヘッダーをICT建機と組み合わせる取り組みを選定。バックホウのアタッチメントをバケットからトンネル掘削などに使用されるツインヘッダーに付け替えることで、法面整形工の施工性は3倍に向上し、出来形精度も大幅に改善した。今後、ICT建機と既存のアタッチメントの組み合わせにより、新たな施工方法が開発される可能性があり、さらなる生産性向上につながる点が評価された。

     

     地方公共団体等の取組部門の大臣賞は、ICT活用工事の導入支援を行うための組織として全国に先駆けて静岡県で発足した「ふじのくにi-Construction推進支援協議会」が選ばれた。ICT活用工事などで得られた3次元点群データを収集・登録するとともに、オープンデータとしてダウンロードできる全国初のサイトとして3次元データ保管管理システムを開設したほか、自動運転に点群データの利活用するなど先進的な取り組みを推進してきた。

     

     i-Construction推進コンソーシアム部門は、昭和土木設計(岩手県矢巾町)とランドログ(東京都港区)の2者が大臣賞を受賞。昭和土木設計は、地場の建設業や測量業と連携し、3次元データ作成研修に測量・施工の視点を加えて行うなど、建設業界の既成概念にとらわれないBIM/CIMの取り組みを実施している。

     

     ランドログは ベンチャー連携を推進のため、IoT(モノのインターネット)プラットフォームを核に独自のパートナー制度を提供し、パートナー間でのワーキンググループやマッチングイベント、デザインシンキング勉強会など各参加者の建設業に対する知識、理解を向上する活動を展開。大手建設業でのパートナーデバイス活用を推進し、1社単独では実現できない建設現場の生産性、安全性の向上をサポートした。

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    掲載日: 2019年12月26日 | presented by 建設通信新聞

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