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  • 鹿島、演算工房/90秒で発破アタリ表示/目視不要、吹付材15%低減

     鹿島は演算工房(京都市)と共同で、山岳トンネル工事で発破後に残った余分な地山「アタリ」を計測から90秒で表示するシステムを開発した。独自の高速3次元スキャナーで取得した切羽形状の点群データと設計データを基にアタリ部分を割り出すもので、これまでの目視作業が不要になる。適用した岩手県内の現場では確認時間が従来の3分の2に短縮し、吹付材料の消費量も約15%低減した。
     発破後の地山形状は凸凹が生じ、設計断面内に残るアタリは、切羽監視人が目視によって確認していたため、除去すべきアタリを見落とす場合もあった。目視確認は発破直後の緩んだ切羽直近で行うため、岩塊の剥落など安全面でも注意が必要だった。
     今回開発した「アタリガイダンスシステム」は、約60秒で切羽形状を実測する高速3次元スキャナーを使い、取得した点群データと設計断面データを重ね、干渉部分を視覚的に分かりやすく色分けする。設計断面データにはロックボルトの位置も表示し、アタリ部分を特定する。計測後30秒で結果を色表示できるため、トータル90秒でアタリの状況を確認できる。

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    掲載日: 2018年1月11日 | presented by 建設通信新聞

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