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アキレス/トンネル補修ウレタン改良/反応熱抑え安全性向上
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>アキレスは、「Tn-p工法」トンネルの覆工背面に生じた空洞に充填して補修するポリウレタンフォーム「アキレスエアロン-R」のウレタン原液(SK-02:40倍発泡)を改良し、発泡・硬化時の反応熱を抑え、安全性を向上させた。
トンネルの覆工背面の空洞は、高度経済成長期などに建設された旧工法によるトンネルで生じやすく、崩落など事故の原因となる。Tn-p工法は、この空洞にアキレスエアロン-Rの原液を注入して発泡・硬化させて充填し、トンネルを補修する老朽化対策に有効な工法。
アキレスエアロン-Rは、1m3当たり約30kgと軽く、数分間で硬化する。設備がコンパクトで輸送しやすく、フロン類を一切使用しないため環境にも優しいという強みがある。一方で従来は、大量注入すると内部発熱温度が異常に上昇し、発煙などが生じる危険があった。今回の改良は、反応熱を抑えることでウレタンフォーム内の温度を約12%低くし、このリスクを軽減した。
改良した原液は20日に販売開始する。材料価格は1kg当たり1350円(税別)で、販売目標は年間1000tを掲げた。
残り50%掲載日: 2020年1月15日 | presented by 建設通信新聞