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鉄建建設/超低空頭場所打ち杭工法/高速道路で初採用
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>鉄建建設は、NEXCO東日本関東支社発注の「京葉道路(渋滞対策)賀曽利高架橋(下部工)工事」の場所打ちコンクリート杭の施工に「超低空頭場所打ち杭工法」を採用し、施工を進めている。同工法が高速道路会社発注の工事で採用されるのは今回が初めて。
同工法は、鉄建建設がJR東日本、東亜利根ボーリングと共同で開発した。狭あい空間での施工が求められる既存のインフラ機能を維持しながらの基礎杭施工では、作業空間の確保が大きな課題となる。3社は場所打ち杭の掘削機械を設計から見直すことで、軽量小型でありながら最大杭径3.0mまでの杭孔掘削を可能とした超低空頭場所打ち杭工法を開発した。2011年度から18年度までに439件の施工実績があり、主にJR東日本など鉄道会社の工事で活用されている。
今回の工事では、施工個所の地下水位が高く、2mの水位差を確保するために口元管を設ける必要があるが、天井高が4.7mしかないため通常の掘削機械は使用できないことなどから同工法を採用した。同工法で使用する「コンパクトリバースJET18」は高さが1.8mで、1.5mの口元管の上でも十分に収まるサイズであり、順調に掘削を進めている。また、小型の機械を使用しスペースを取らない同工法を採用することで、当初予定していた車線規制も不要となった。
残り50%掲載日: 2020年1月23日 | presented by 建設通信新聞