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JR東海初のシールド工事/製作=JIMテクノロジー 施工=熊谷・大豊・徳倉JV/リニア・シールド機が完成
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>JR東海は29日、神戸市の三菱重工業神戸造船所内で製作していたリニア中央新幹線の施工に導入するシールド機を公開した。24日に完成した。施工区間のほとんどが大深度(土被り最大90m)となる「中央新幹線第一首都圏トンネル(北品川工区)」の9.2㎞を掘り進む大型機で、JR東海初のシールド工事となる。JIMテクノロジーが製作し、熊谷組・大豊建設・徳倉建設JVが施工する。
今後は2月から搬出準備を進め、4月から発進拠点となる北品川非常口(東京都品川区)の立坑本体(地下約83m)への搬入を開始する。その後、秋から発進準備工事に入り、21年度の初めにも名古屋方面へ向けた掘削作業に着手する。
マシンの緒元は外径が14.04m、機長が14.53mで、泥土圧式を採用。1日平均約20m、1カ月平均約400mを掘進する。カッターヘッドは長距離掘進に対応し、地山用と仮壁用のビットを交換しながら使い分ける。熊谷組とJIMテクノロジーが共同開発した「サンライズビット工法」により、遠隔操作で安全かつスピーディーにビットを交換する。
同工区の工事は、第一首都圏トンネル(延長36.9㎞)のうち、東京都港区港南から川崎市中原区等々力非常口までの9.2㎞を施工。名古屋方面の掘進は8.2㎞で、途中4.7㎞地点で東雪谷非常口(立坑)を経由する。等々力非常口に到達後、マシンを解体し、発進地点から残りの東京方面約1㎞をシールド掘削する。
JR東海の吉岡直行中央新幹線建設部担当部長は、今後の施工に向け、「引き続き工事の安全と環境の保全、地域との連携を重視しながら着実に工事を進めていきたい」と意気込みを語った。
残り50%掲載日: 2020年1月30日 | presented by 建設通信新聞