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清水建設/世界初の水平スライドクレーンが完成/作業半径を自由に調節
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>清水建設が開発を進めてきた世界初の水平スライドクレーン「Exter(エクスター)」が完成した。同社が新たに構築した次世代型生産システム「Shimz Smart Site(シミズ・スマート・サイト)」の一翼を担う新型建機。ブームは水平方向に伸縮するため、作業半径を自由に調節できる。全天候カバー内でも効率よく稼働でき、作業環境の改善や生産性向上につながることが期待される。広島県呉市のIHI運搬機械安浦工場で24日、実機のデモンストレーションが行われた。
水平方向に伸縮するブームはクレーンの根元に位置する固定式のブームの中に、中間部と先端部の2体のブームを納めた3体分割構造。仕様は、最大つり(定格)荷重12トン、作業半径3~25メートル、揚程(揚重高さ)200メートル。
水平・伸縮式のため、建物全体を軽量屋根ですっぽりと覆う「全天候カバー」への干渉がなく、天井クレーンの設置も不要なため屋根を軽量化できる。ブーム先端の最高到達点が、従来のブーム起伏式のタワークレーンに比べ、20~25メートル低くなることから、航空制限域での工事や建物頭上をマイクロウエーブが通過する場所で行う工事への適用も期待される。残り50%掲載日: 2017年8月28日 | presented by 日刊建設工業新聞