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東芝/小型ジャイロセンサーモジュール/ドローン搭載も可能/2021年度以降にサンプル出荷
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>東芝は、大型の計測制御装置などを必要としない小型で高精度なジャイロセンサーモジュールを開発した。ドローンや無人搬送機などへの搭載・実証実験が可能になる。2021年度以降のサンプル出荷を目指す。
物体の向きを計測するジャイロセンサーは、航空機や飛翔体、スマートフォンなどで利用されている。従来は、機器が回転する角速度(角度の時間変化)を計測し、それを演算して角度を求める必要があった。演算による誤差が累積される可能性があり、応答速度や精度に課題があった。近年は、作業者や機械、無人搬送機などの位置計測、ドローンの精密な姿勢制御など幅広い分野へのジャイロセンサーの応用が期待されており、小型で高精度・高速応答性が求められている。
東芝は、角速度ではなく、角度を直接検出でき、高精度で高速応答が可能なジャイロセンサーを、微細な機械構造と電子回路を半導体基板上に集積させるMEMS技術を使って小型化し、大型計測制御装置などが不要な小型モジュールとして開発した。無人搬送機やドローンなどに搭載し、軌道推定や姿勢制御などの実証実験をできるようになる。
今後、このジャイロセンサーを搭載した慣性計測装置の開発を進める。
残り50%掲載日: 2020年2月6日 | presented by 建設通信新聞