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合格率35.2% 過去10年で最低/総合資格が1級建築士設計製図試験分析
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【実務に必要な知識・技能がより問われる】
建設・不動産関連の資格取得スクール、総合資格学院を運営する総合資格(岸隆司社長)は、5日に合格発表された2019年度1級建築士設計製図試験の分析結果を明らかにした。台風19号の影響で試験日が延期され、今回結果が発表された昨年12月実施試験の合格率は34.2%。10月試験(合格率36.6%)と合わせた19年度の合格率は35.2%と過去10年間で最も低く、より難易度の高い試験だったとしている。
特に、12月実施試験の採点結果の区分でランクII(知識および技能が不足しているもの)の割合が5.3%と例年に比べて極端に低くなる一方、ランクIII(知識および技能が著しく不足しているもの)とランクIV(設計条件・要求図面等に対する重大な不適合に該当するもの)の合計が60.5%となり、近年の4割台から6割を超えたことに着目し、「実務を行う上で必要な法令の理解と高い知識・技能を有した受験生が合格を勝ち取った」と指摘している。
総評でも前年度と比較して、「国から求められている『建築物の設計における基本的かつ総括的な知識および技能』の有無が、より強く問われた」としたほか、課題文の文章量が年々増加傾向となっていることにも言及している。
今回、学科試験と製図試験に続けて合格した19年度の「ストレート合格者」は全国で1696人。このうち同学院現役受講生は1095人で占有率64.6%、また製図試験合格者は3571人中2134人と全国合格者占有率59.8%を達成した。
残り50%掲載日: 2020年2月12日 | presented by 建設通信新聞