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スコープ/イーリバースドットコム/労務安全と入退場管理の新ウェブサービス追加
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>◇全建統一様式の11帳票を自動生成/入退場履歴をCCUSに送信
建設業界向けウェブサービスを手掛けるイーリバースドットコム(東京都江東区、高橋巧社長)は、建設現場の施工管理業務の効率化を支援する「Buildee(ビルディー)」に、「労務安全」と「入退場管理」の新ウェブサービスを追加し、4月から本格的に提供を開始する。提供済みの「調整会議」と合わせ、ゼネコンへの営業を強化。同時に建設キャリアアップシステム(CCUS)とのAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)連携も充実させる予定で、現場の生産性向上を支援する。
ビルディーは、同社が2017年度に開発し、リリースした。初弾の「調整会議」は、ゼネコンや協力会社の現場担当者が毎日行う工程管理のほぼ全ての作業をウェブ上で行うことができる。具体的には作業計画や現場配置計画、ゲート・揚重機・資機材の使用計画、現場の巡視記録などをタブレットやスマートフォンで作成。関係者間の情報共有と帳票出力が可能で、毎日の作業の連絡調整会議をスムーズに実施できる。
本社や支店の管理者は、同サービスを導入した現場の工程管理実績を一覧で参照することができ、現場情報を分析し、調達計画の検討などに活用することが可能という。既に鹿島や戸田建設、西松建設などの大手ゼネコンをはじめ、大手ハウスメーカーやエンジニアリング会社など約40社が利用し、約3200現場で利用されている。
新たにサービスを提供する「労務安全」は、建設現場で作成が必要な安全書類(グリーンファイル)を手軽に作成できるウェブアプリケーション。ゼネコンと協力会社が自社情報(マスター)を入力するだけで、施工体制台帳作成建設工事の通知や再下請負通知書、工事作業所災害防止協議会兼施工体系図など全国建設業協会(全建)統一様式の11の帳票が自動生成され、そのままシステム上で提出ができる。
工事安全衛生計画書など元請独自の帳票はダウンロードし、協力会社が必要項目を記入し、元請に提出する。グリーンファイルが提出されたことなどを関係者に通知する通知送信機能や、作業員の現場送り出し教育日の登録機能、協力会社・作業員の検索機能などもある。
「入退場管理」はオープンなウェブアプリケーションで、カードリーダーや顔認証システムなど他社製の機器とAPIを通じて連携し、現場への入退場データを取得・表示する。1日1回深夜に入退場履歴をCCUSに送信する。自動承認設定をオンにしておけば、CCUS技能者カードをカードリーダーで読み込んだ入退場履歴のみを自動承認し、CCUSに送る。
同社ではこの二つの新サービスの提供に加え、CCUSとのAPI連携も充実させる。既に連携済みの▽事業者情報▽技能者情報▽現場契約情報▽就業履歴情報-に加え、「現在、施工体系図など施工体制情報や施工体制技能者情報の認証取得も予定している」(同社事業開発本部の前田泰宏ビルディー事業リーダー)という。
新サービスとなる「労務安全」と「入退場管理」の価格は未定で、近日公開する予定。初弾の「調整会議」はゼネコン向けの初期費用が1支店当たり5万円、月額基本料は同3万円、現場利用料が1現場当たり9800円と低価格で提供。協力会社の負担はまったくない。このため「協力会社さまへの負担は引き続きゼロ円とし、その上で価格を設定していきたい」(前田氏)としている。
残り50%掲載日: 2020年2月13日 | presented by 日刊建設工業新聞