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  • 多様な働き方対応でサポートツール/最適な執務エリアに誘導/利用者と空間マッチング/大成建設

     大成建設は、近年注目が集まっている利用目的に応じて個人が自由に執務エリアを使い分ける「Activity Based Working(ABW)」の概念に沿った多様な働き方を支えるツールとして、仕事の内容や利用シーンに応じて利用者を最適な執務エリアへと誘導するウェブサービス「T-Workstyle Concierge」を開発した。 打ち合わせ以外のほとんどの仕事を自席で行う従来の働き方から、それぞれが仕事の内容や目的に合わせて働くエリアを選択する働き方へとオフィス空間の使い方が変化していく中で、そうした多様な働き方をサポートしていくことが狙い。

     

     実際に利用目的に応じて自由に執務エリアを選択する働き方を実践する場合、希望するエリアの温度や湿度といった執務環境や空き具合は現地に行くまで分からない。

     

     「行ってみたらうるさくて集中できない」「人がいっぱいで座席が空いていない」といったことになれば、移動時間のロス(=生産性を阻害)になってしまう。

     

     そうした課題の解消へ、執務エリアの環境や空き具合など現地に行くまで分からない情報を利用者が事前に把握できる「執務空間の見える化」に着目。利用者が希望する執務エリアの情報に連動させることで、いわば利用者と執務空間のマッチングを行う。

     

     あらかじめ設置したIoT(モノのインターネット)センサーを用いて温度や湿度、騒音といった執務エリアの環境情報や位置情報などをクラウドサーバーを活用して取得・集約。スマートフォンなどの携帯端末で利用目的や利用人数、暖かさなどの“こだわり条件”を選択するだけで、最適な執務エリアへと誘導してくれる仕組みだ。

     

     位置情報の取得によって、それぞれの利用者が「いつ」「どの場所を」「何時間ほど利用した」などのデータが見える化されることから、例えば、自身の働き方を分析することも可能。この振り返り機能を効果的に活用すれば、業務の効率化など生産性の向上に結び付けていくこともできるというわけだ。

     

     オフィス空間における「ABW」の導入をサポートするツールとして、新築ビル・既存ビルを問わず、積極的な提案活動を展開していく。テナント誘致の競争力の強化を狙うビルオーナーなどの顧客をターゲットに2020年度に3件、21年度以降は年間10件の導入を目指す。

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    掲載日: 2020年2月13日 | presented by 建設通信新聞

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