当サイトについて 採用ご担当者様
会員登録はこちら 求人検索

建設技術者向けNEWS

建設技術者の方が知りたい情報を絶賛配信中
会員登録いただくと無料で閲覧可能です!

  • 情報通信3社/受注、売上2桁増/経営統合を反映

     情報通信設備工事大手3社の2020年3月期第3四半期決算(連結)が13日に出そろった。受注高と売上高は、コムシスホールディングス(HD)、協和エクシオ、ミライト・ホールディングス(HD)の3社とも、前期の経営統合を反映し、2割強から4割強増えた。利益面では、ミライトHDが営業減益だった。通期は、3社とも期初予想を変更せず増収増益を見込む。

     

    2740情報通信設備工事3社の2020年3月期第3四半期決算(連結)

     

     コムシスHDの受注高は、前年同期比25.1%増の4529億円。通期計画に対する達成率は84.4%となった。統括事業会社グループ別では、サンワコムシスエンジニアリンググループが2.5%減だったが、最大規模の日本コムシスグループが23.5%増(2379億円)、ほかのグループも受注高を伸ばした。

     

     事業区分別受注高は、NTT設備事業(1953億円)が18.7%増、社会システム関連事業など(1494億円)が41.6%増、ITソリューション事業(765億円)も30.7%増。NCC設備事業(316億円)は5.5%減だった。

     

     売上高は4事業区分とも伸ばした。売上総利益率は12.6%。繰越高は20.2%増の2613億円に積み上がった。

     

     協和エクシオの受注高は44.0%増の4198億円。通期計画に対し84.8%の達成率だった。セグメント別では、エンジニアリングソリューションのNTTグループが1711億円、NCCが383億円、都市インフラが1181億円と、この3区分は26%から44%の増だった。システムソリューションは、大型案件などの受注が順調で2倍超の922億円となった。

     

     売上高はシステムソリューションが103%増、エンジニアリングソリューションも22%増だった。売上総利益率は13.1%。繰越高は20%増の2849億円となった。

     

     ミライトHDの受注高は25.2%増の3345億円。通期計画に対する達成率は79.6%だった。セグメント別では、NTT事業1138億円(28.2%増)、マルチキャリア事業818億円(16.0%増)、環境・社会イノベーション事業386億円(9.7%増)、ICTソリューション事業1002億円(38.0%増)。経営統合前の従来グループの受注高も5.7%増となった。売上高はマルチキャリア事業が減ったものの、ほかの3事業が伸びた。

     

     受注高、売上高が伸びた一方で、営業利益は8.1%減だった。一部の工事で遅れが生じたことなどが影響した。

     

     売上総利益率は10.8%。繰越工事高は前年同期から256億円増え、1910億円となった。

    残り50%
    ログインして続きを読む 会員でない方はこちらよりご登録ください

    掲載日: 2020年2月14日 | presented by 建設通信新聞

前の記事記事一覧次の記事