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  • 道路舗装上場7社/第3四半期決算4社が増収増益/2019年度末迎え追い込みかける

     道路舗装上場7社の2020年3月期第3四半期決算が出そろった。受注高は7社中4社が増加し、売上高は5社が増収となった。利益面を見ると、7社中5社が営業利益・経常利益を伸ばしている。

     

    2741道路舗装上場7社の2020年3月期第3四半期決算業績

     

     受注高は、7社中4社が増加し、特にNIPPOと三井住建道路は2桁の大幅増となった。三井住建道路は、東北地区で国土交通省やNEXCOの大型案件を受注したことが要因と説明し、NIPPOも「複数の大型案件を第3四半期で受注できたため」と話す。前田道路と日本道路、世紀東急工業の3社は、第2四半期時点では前年同期比で2桁増の受注高となっていたが、第3四半期時点ではほぼ昨年並みの受注高となった。これについて前田道路は「昨年は第2四半期に受注できなかった分を取り戻すため第3四半期は受注に注力した」と述べ、日本道路は「昨年は第3四半期に大型工事の受注もあり好調だった」と話す。

     

     また、受注については「五輪関係の恩恵が期待していたよりも少ない」という声も上がっており「特に札幌に移転したマラソン関係で見込んでいた東京都の工事が減少したことは、業界全体の受注環境に多少は影響しているのではないか」という見方もある。

     

     売上高については、7社中5社が増加。減少となった2社のうち、三井住建道路は「前期からの大型繰り越し案件の減少」を要因に挙げ、佐藤渡辺は「上期の出遅れがまだ影響している」とする。

     

     製造販売事業では7社中3社は減少、特に三井住建道路は12.7%の2桁減となっている。世紀東急工業は「工事の好調で合材出荷量の減少をカバーしている状態。ただ、第4四半期に入ってからは多少出荷が増えている」と期待を示す。佐藤渡辺は前期よりは微増となっているが「他社と比べるともう少し伸ばす必要がある。人員の最適配置などで生産性向上に努めたい」と気を引き締める。

     

     利益面では、営業利益で7社中5社が増収となった。前田道路と世紀東急工業は2桁増となっており、特に前田道路は前期比30.3%増と大きく伸ばしている。前田道路の担当者は「今期は大きな問題もなく増収増益で推移しているが、18年3月期と比較すると製造販売事業の落ち込みで営業利益は見劣りしている」とコメントする。純利益では7社中4社が第1四半期の特別利益の計上で大幅増となっている。

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    掲載日: 2020年2月14日 | presented by 建設通信新聞

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