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出荷額3%減2兆2294億/若干減少も高水準維持/建機工が需要予測
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>日本建設機械工業会(小川啓之会長)は25日、2020年度の需要予測をまとめた。建機本体の出荷金額は前年度比3%減の2兆2294億円と予測。過去3番目の高水準を見込んでいる19年度の2兆2871億円(前年度比7%減)との比較で若干の減少となっているが、継続して高水準をキープしていく見通し。特に国内需要は堅調に推移する見込み。
建機本体の出荷金額の推移
20年度の国内出荷は上期が前年同期比7%減の4201億円、下期が同3%増の4474億円と予測。全体として前年度比2%減の8675億円と予想した。
輸出はアジア・オセアニア向けの需要の回復を見込んでいるが、欧州での需要の減少を予測。上期は前年同期比5%減の6855億円、下期は前年度並みの6764億円を見込む。経済情勢など不確定な要素はあるが、全体として前年度比3%減の1兆3619億円と継続して高水準をキープしていく見通し。
◆新型コロナで中国市場の影響不可避
とはいえ、この数字に新型コロナウイルスの影響は盛り込まれていない。
小川会長は「明らかに中国市場での影響はあるだろう」としながらも「それがグローバルに影響していくかどうかは正直に申し上げて分からないというのが実情」と話す。
実際に「中国市場は春節が明ける2-3月が年間の3-4割に上る需要を生む一番のセールスシーズン。その需要が後ろにずれるのか、消えてなくなるのか、需要が回復するタイミングを注視しなくてはならない」と話す。
◆19年度は下期減速も過去3番目の高水準
一方、昨年8月の予測で過去最高となる2兆4514億円と予想していた19年度の出荷金額は、昨年10月の台風被害(工場の稼働停止)やサプライヤーの被災による部品供給の停滞もあって下期の国内出荷が前年同期比11%減の4349億円、輸出が17%減の6794億円と減速した。
全体としては前年度比7%減の2兆2871億円と、過去最高だった18年度の2兆4498億円、07年度の2兆4426億円に次ぐ過去3番目の高水準を維持する見込みとなっている。
残り50%掲載日: 2020年2月26日 | presented by 建設通信新聞