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  • 海外事業従事技術者表彰制度を創設/国内工事で実績評価/国交省、9月に式典

     国土交通省は、2020年度から「海外建設事業従事技術者表彰制度(工事部門)」を創設する。海外での大規模な工事のマネジメントの経験は国内工事の施工でも活用できる部分が多いことから、表彰制度を設けて、その受賞者を国内工事で評価する。4月に第1回表彰委員会を開催し、7月に同委員会での審査を経て、9月に表彰式を行う。年間で10人程度を表彰する。

     

     新たな表彰制度の創設は、18年4月に公表した『今後の発注者のあり方に関する中間とりまとめ』に基づく、「海外展開を促進する仕組みの構築」や、改正公共工事品質確保促進法の運用指針(20年1月申し合わせ)に明記された「海外での施工経験のある技術者の活用」を踏まえたもの。

     

     国交省では中間取りまとめや運用指針への対応として、海外工事・業務の実績をコリンズ・テクリスに登録し、技術者の実績を評価するための環境整備や、海外工事・業務の実績があり、今後、国内外での活躍が期待できる技術者の表彰制度の構築、技術検定の受検に必要な実務経験について海外での実務経験も認めることなどについて検討を進めてきた。

     

     新たな表彰制度の対象は、海外の建設関連工事(道路、河川、港湾、鉄道、空港、建築分野)を施工した日本企業において、中心的な立場で従事した技術者。対象工事については過去5年間に完工し、事業費がおおむね10億円以上、主契約者が日本企業、発注者が相手国の政府、政府機関、民間などであることを求める。

     

     応募は技術者が所属する企業が行う。完工を証明する客観的資料や、対象者が中心的な立場で従事したことが分かる資料を技術者が所属する企業が提出する。

     

     審査は、「海外建設事業従事者表彰委員会(仮称)」を設置して行う。施工管理、工程管理、品質管理におけるマネジメントや技術的な課題への対応などの観点から評価する。

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    掲載日: 2020年2月26日 | presented by 建設通信新聞

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