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  • 技能者減の歯止めかからず/19年建設業就業者数/若年層は2万人の増加

     国土交通省は、労働力調査(総務省・1月31日公表)をベースに2019年の建設業就業者の現状をまとめた。全体の就業者数は前年より4万人少ない499万人。全体の65%を占める技能労働者数も4万人減り、324万人となった。他方、就業者の年齢構成別でみると、29歳以下の若年層は2万人増加して58万人となり、29歳以下が1万人増だった製造業を上回った。国交省の労働資材対策室は「建設業の好況と相まって、社会保険加入対策など処遇改善に向けた取り組みが一定の効果を上げているのではないか」とコメントしている。

     

     年齢構成別の55歳以上の高齢層数は、1万人増の176万人。全体に占める割合は35%を突破し、高齢化が進行している傾向に変化はない。30代と40代はそれぞれ約3万人ずつ減少している。

     

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     技術者数は前年度比3万人増の36万人。過去15年間は31-32万人程度で推移してきたが、全体の就業者数が減る中で増加した。管理的職業・事務従事者と販売従事者はいずれも2万人減少し、それぞれ102万人、26万人となっている。

     

     19年は若年層の増加という明るい兆しも見えたが、全体就業者、特に技能者の減少は歯止めがかかっていない状態だ。全産業の合計就業者数が0.9%とわずかだが増加していることを鑑みれば、人材獲得競争に打ち勝つためにも、継続して担い手の確保・育成の取り組むことは必須と言える。

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    掲載日: 2020年2月28日 | presented by 建設通信新聞

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