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17年度内にマッチング/技術シーズ説明会/i-Con推進コンソーシアム
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>産学官が連携するi-Construction推進コンソーシアムの「技術開発・導入ワーキンググループ(WG)」は15日、第2回のシーズ説明会を開催した=写真。2017年10月に同WGで示した現場ニーズに対応する技術シーズを21者が提示。会場には約200人が参加したほか、インターネットによるリアルタイム配信も行った。17年度内にマッチングを決定し、公表する。
紹介されたシーズ(説明者)とそれに対応するニーズは次のとおり。
〈測量を簡便に行う技術〉
▽航空レーザ機器を用いた高密度の点群取得・樹木等のフィルタリング処理による地形モデルや等高線を自動作成する技術(ウエスコ)=植生を取り除いた地形測量を行いたい▽除草機械にレーザースキャナーを搭載し堤防地形を測量する技術(朝日航洋)=植生を取り除いた地形測量を行いたい▽時系列画像等をAI解析し地形特長を識別する技術、衛星画像から流域の水位や経年変化等を分析する技術(NTTデータ経営研究所)=広大な流域・山間地の地形変化を経時的に把握したい▽ドローン搭載型のレーザースキャナーを用いた地形等の計測及び解析技術(みすず綜合コンサルタント)=広大な流域・山間地の地形変化を経時的に把握したい。
〈地質や地下空間を簡便に把握する技術〉
▽省電力広域無線通信を用いた安価で手軽に斜面監視を行うクラウドシステム(西松建設)=施工中(および施工後の)切土法面の安定性を確認したい。
〈道路・交通状況を簡便に調査する技術〉
▽スマートカメラを用いたナンバープレート読み取り、スピード計測、自動車、歩行者、自転車のカウントを行う技術(Vision Components GmbH)=監視カメラの映像等により、モード別(車種、自転車、歩行者)方向別の交通量と信号サイクルを把握したい。
〈日々の施設点検を支援する技術〉
▽レーザースキャナー等による3D点群データの色情報を元に錆腐食個所を自動検出する技術(富士通)=画像解析により、前回の巡視時との変化を自動的に検知したい▽MMSを用いて路面性状調査を行う技術(アジア航測)=巡回車を通過させるだけで、法面、構造物、舗装等の異変を自動で検知、記録したい▽弾性波を用いて非破壊調査によりコンクリート構造物の内部欠陥を可視可する技術(富士ピー・エス)=舗装を剥がさずに橋梁の床版の劣化状況を把握したい。
〈災害時に被災状況等を把握する技術〉
▽ドローンを用いた空撮映像を複数の遠隔拠点へ高解像度で配信するシステム(ブイキューブロボティクス)=関係機関の防災活動状況をリアルタイムに共有したい。
〈視覚的にわかりやすい説明を行うための技術〉
▽建設業、自動車業を中心とした3DVRシミュレーション、設計照査、ICT技術等を組合わせたソリューション(フォーラムエイト)=工事完成図や道路管理図等の既にある2次元の図面から、簡便に3次元モデルを作成したい。
〈施工の生産性を向上する技術〉
▽ICカードやタブレット操作により3Dモデルへ情報を集約し、コンクリートの運搬時間や打重ね時間の管理を一元化する技術(大林組)=気温等を把握した上で打重ね時間管理や次の打設場所を指示してくれるシステムが欲しい。
〈工事事故を防止する技術〉
▽センサー類と演算機構を搭載し機器を電子制御する技術(大成建設)=バックホウのバケットの先にセンサーを付け、架空線や地下埋設物を感知したら自動停止する機能が欲しい。
〈施工管理を効率化するシステム〉
▽建設現場で必須の安全書類をWEB上での作成を可能とし、施工管理を簡素化する技術(シェルフィー)=各種データベースを活用し、施工管理を簡素化したい。
〈水防活動を支援する技術〉
▽カオス理論に基づき、過去の水位、流域の雨量データから予測モデルを作成して水位予測を行なう技術(構造計画研究所)=ゲリラ豪雨時に中小河川の水位を予測したい。
〈入札契約関係資料を簡便に作成するシステム〉
▽データベースのBOMデータと3Dデータの連携活用技術・画像認識技術(四次元ポケット)=材料単価を容易に検索したい。
〈監督検査を効率化するシステム〉
▽監視カメラに3次元レーザスキャナ機能を搭載し、定期的に3次元点群データを取得する技術(三菱電機)=発注者の臨場による確認を映像で代替し、その映像を施工記録として発注者に納品して発注者がデータベースに保管できるシステムが欲しい▽360度画像を簡便に撮影・クラウド共有により現場の状況を効率的に共有する技術(リコー)=現場の状況をカメラ等でリアルタイムに把握したい▽独自の画像管理システムを搭載したカメラを用いて遠隔での安全、品質及び工程管理を行う技術(ギアヌーヴ)=現場の状況をカメラ等でリアルタイムに把握したい▽TOFカメラを用いて縦筋の本数および横筋のピッチ(間隔)を自動的に計測する技術(日立ソリューションズ)=鉄筋の配筋を簡便に仕様書と比較・検査したい材料単価を容易に検索したい▽地盤改良工事の施工現場において3次元出来形形状や標高・路面変状モデルを自動生成し、関係者間で情報共有する技術(伊藤忠テクノソリューションズ)=地盤改良工、地下構造物の出来形を確認したい。
残り50%掲載日: 2018年1月16日 | presented by 建設通信新聞