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  • 三井住友建設岐阜工業/覆工コンクリ打設自動化/トンネル現場で初適用

     三井住友建設は、岐阜工業(岐阜県瑞穂市、宗像国義社長)と共同開発したSMC-Tunnelingシリーズ「自動de覆工」を、福島県で施工中の国道118号(仮称)田代トンネル工事(発注者=福島県)で初適用した。システムは、山岳トンネル工事の覆工コンクリートの打設作業を自動化し、タブレットで一元管理するもので、作業員削減と作業時間短縮を実現した。

     

     システムは、セントルのスキンプレート表面に打設中のコンクリートの高さを検知するセンサーを50cm間隔で設置し、あらかじめ設定した高さに到達すると情報が制御盤に伝達され、所定の位置に設置されたコンクリート圧送配管に自動で切り替わる。

     

     打設位置ごとの情報(打設高さ、圧送速度)はリアルタイムにタブレットに表示され、圧送位置の変更や異常時の圧送停止などの指示をタブレット上で行うことができる。

     

     通常の覆工コンクリート打設作業は、打設の位置と高さに応じて配管切り替えを人力で行う必要がある。システムは、センサーと配管切替装置の組み合わせで切り替え作業が自動化され、同作業を行う作業員1人が不要となった(通常は6人で作業)。

     

     また、通常の作業では所定の高さまでコンクリートを打設後、人力で配管の切り替えと清掃作業を行うため、その都度コンクリート打設作業を中断する必要があった。システムはあらかじめ設定した配管に自動で切り替わるため、打設が完了した配管の清掃作業と次の打設作業を並行して行うことができ、通常7時間程度かかる作業時間を約1時間短縮した。

     

     田代トンネルの延長は678m、内空断面積(代表値)は73.6㎡。

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    掲載日: 2020年3月2日 | presented by 建設通信新聞

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