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  • 錢高組/パイプクーリング適正管理/制御システムを現場適用

     錢高組は、ソーキ(大阪市、都志直博社長)の無線式温度監視システム「キュアテンフォメーション」を活用し、マスコンクリートの温度応力解析結果(温度履歴)に沿ったひび割れ抑制が可能なパイプクーリングのリアルタイム制御システムを構築し、現場適用した。

     

     システムは、事前の温度応力解析によりコンクリート温度履歴の管理幅を設定し、その幅を超えないようにクーリング水の水温と流量をリアルタイムで遠隔制御する。コンクリート温度やクーリング水温、流量などの計測データは920メガヘルツ無線やWi-Fi電波を使いパソコンやタブレット端末などに送信し、事前解析データとリアルタイムに対比させる。

     

     コンクリートの温度が管理幅を超えた場合やシステムの故障・停電が発生した場合は、担当者や関係者にメールで異常を知らせる。制御システムの導入によってパイプクーリングの適正な運転管理が省力化できるほか、不具合や異常発生時に素早い対応が可能になる。

     

     東北中央自動車道阿武隈川橋上部工工事(発注者=国土交通省東北地方整備局)で主桁柱頭部のマスコンクリートに適用し、システムの効果を確認した。運転管理の省力化とともに、目視によるひび割れ調査では有害なひび割れは確認されず、十分なひび割れ抑制効果が得られたという。

     

     今後、クーリング水の水量、流量調査に関するブラッシュアップを行い、ボックスカルバートやケーソンなどの工事にも活用していく方針だ。

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    掲載日: 2020年3月6日 | presented by 建設通信新聞

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