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アラミドFRPロッド/RC橋脚耐震化に適用/三井住友建設 全体工期を短縮
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>三井住友建設は、自社開発したアラミドFRP(繊維強化プラスチック)ロッドによるRC造橋脚の耐震補強工法を名古屋市で施工中の開橋(ひらきはし、発注者=名古屋市)の河川橋脚の耐震補強工事に初適用し、工事関係者に工事の状況を公開した。
同工法は、橋脚天端からアラミドFRPロッドを挿入して補強を行うため、一般的に行われるRC巻立て工法などの補強工事に必要な仮桟橋や河川締切などの仮設工が不要となる。また、通行車両に対する交通規制も不要のため、全体工期を短縮することができる。
特長として、▽橋脚軸方向にプレストレスを与えることにより、 効果的に曲げ耐力を向上させることができる▽作業は橋の上部工に干渉することなく橋脚上面から行うことができるため、 仮桟橋や河川内締切などの大規模な仮設備や水中作業が不要▽仮設備の縮小により、 締切工が必要な従来工法に比べて仮設工費、 工期とも大幅に削減ができる▽アラミドFRPロッドは高強度で耐食性があり非電導なので、 鉄道橋でも安全な施工が可能▽アラミドFRPロッドは柔軟で付着性も高いため施工性がよく、 同工法の緊張材として適している--があるという。
同社は今後、古い年代に建設され比較的鉄筋量の少ない橋脚を中心に同工法の積極的な適用を提案するとともに、さらなる普及・改善に努めていく考えだ。
残り50%掲載日: 2020年3月9日 | presented by 建設通信新聞