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1.1km、シールド・開削で地下化/KK線 別線整備案具体化へ
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>国土交通省は10日、首都高速道路の日本橋区間地下化に伴う大型車交通の環状機能確保策として、首都高の八重洲線と都心環状線を結ぶ別線整備案の具体化に向け、関係機関と調整を進める方針を打ち出した。事業区間は延長約1.2㎞で、うち1.1㎞をシールドトンネルと開削による地下区間とする。事業期間には10-15年を見込む。
「首都高都心環状線の交通機能確保に関する検討会」(座長・池田豊人国交省道路局長)の中間取りまとめ結果として公表した。
既存の東京高速道路(KK線)の構造を強化する案との2案で検討していた。別線整備案は、八重洲線から都心環状線までを最短ルートで接続でき、都心環状線築地川区間の大規模更新事業と連携も可能で、銀座地区のにぎわいに影響を与えるKK線構造強化案より事業の実現性が高いなどと判断。周辺のまちづくりとも連携するほか、日本橋区間地下化の工事工程に合わせて、おおむね10-20年で完成させる方針だ。
今後は、別線整備案の概算事業費や事業スキームについて関係機関と検討に入り、都市計画手続きを経て、有料事業許可と事業認可手続きを行う。KK線のあり方は、東京都が設置している「東京高速道路(KK線)の既存施設のあり方検討会」で議論する。
検討会は、日本橋区間地下化に合わせて江戸橋JCTの環状線ランプが撤去されることにより、埼玉方面から銀座方面などに向かう大型車の最短アクセスルートが失われるため、八重洲線と都心環状線を結ぶ方策を議論していた。
残り50%掲載日: 2020年3月11日 | presented by 建設通信新聞