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  • 五洋建設/3Dモデルに施工情報集約/コミュニケーション機能も

     五洋建設は、2017年に開発した「五洋土工情報収集システム」(i-PentaCOL)をベースに、BIM/CIMを使って建設現場のさまざまな情報を収集・共有できるクラウドシステム「五洋施工情報収集共有システム」(i-PentaCOL/3D)を開発した。内閣府の官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM)を活用して国土交通省が公募した「建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用プロジェクト」に採択され、「国道106号与部沢トンネル工事」(岩手県宮古市)で試行している。

     

     同社の「五洋土工情報収集システム」は、複数メーカーの施工機械や測量機器のデータを自動的にクラウドに集約化し、活用できるシステムとして開発した。一方で、建設現場ではBIM/CIMの活用が広がっているものの、専用ソフトが高価で習熟に時間が掛かるため、生かし切れているとは言えない状況となっている。

     

     今回開発した「五洋施工情報収集共有システム」は、現場活用向けに操作性を高めた新たなBIM/CIMツールの3次元モデルに施工情報などを集約して表示できる。ユーザー間のコミュニケーション機能もあるため、ウェブブラウザ上でBIM/CIMモデルによる説明動画を記録し、コメントを記入するなど、遠隔地でもタイムリーに説明を受けられる。

     

     与部沢トンネルでは、切羽写真や前方探査、坑内変位などの計測データを集約するとともに、トンネル掘削に伴う貫通側抗口部の斜面挙動を監視するための地表面変位計測結果もBIM/CIMモデルに表示した。

     

     これによりデータ収集・管理、資料作成、打ち合わせのための移動などにかかる時間を大幅に削減できる。

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    掲載日: 2020年3月24日 | presented by 建設通信新聞

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