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  • 補修技術設計が維持管理ソフト/超リアル空間を創出/多様なデータ 点群集約

     補修技術設計(東京都江戸川区、中馬勝己社長)は1日、点群データ上にさまざまな形式の2次元、3次元データを展開する維持管理用データマネジメントソフト『Arena4D DataStudio-J』の販売を始めた。点群をベースにさまざまなデータや属性情報を付加する構造物の超リアル空間を机上に創出し、その中で維持管理に必要なデータを利活用し、情報共有やシミュレーション、遠隔管理などによる抜本的な業務改革に貢献する。

     

     i-Constructionが推進し、維持管理も3次元レーザースキャナーやドローン、写真撮影などで作成した3次元モデルが活用され始めている。構造物の調査や補修設計に3次元データの利活用を進めてきた同社は、従来の書類ではない、3次元データの利点を生かした新たな成果品の形を示すことが重要と考え同ソフトを開発した。

     

     大きな特徴は、図面、3次元モデル、画像、音声、ドキュメント、GIS(地理情報システム)などの外部データ、シミュレーションに用いる配置オブジェクトなど、さまざまなデータを点群に集約し、情報共有することだ。

     

     編集機能を駆使してビジュアライズされた点群データは、図面や3次元モデルが集約したPDFやパワーポイントを生成できるほか、高解像度のオルソ画像、4K解像度に対応した高品質ムービー、360度パノラマムービー、ヘッドマウントディスプレーと連携したVR(仮想現実)、インストール不要な点群データ&ビューワーなどを提供し、データの持つ付加価値を高める。

     

     すべてのデータは時間軸の設定が可能で、各データの残存期間を示すことで、過去・現在・未来にいたる経年変化を視覚化、4D化し、アーカイブとしての価値を高める。

     

     また、構造物の点群データに対し、別の点群データや3次元モデルを自由に動かして干渉があれば検知する。点群データと3次元モデルの差分解析も行い、差分形状の検出やカラーマップ化でき、構造物の出来形管理や経年変化のモニタリングを可能にする。

     

     初年度発売予定数は30セット。希望小売価格は140万円(税別)。問い合わせは、同社・電話03-3877-4642。

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    掲載日: 2020年4月6日 | presented by 建設通信新聞

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