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ミライト・テクノ/3次元自動航行アプリ/ドローン点検効率化
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>ミライト・ホールディングスのグループ会社のミライト・テクノロジーズは、NTTデータと協業し、同社が提供するドローン運航・交通管理ソフトウェアパッケージの「airpalette UTM」をベースにした設備点検用3次元自動航行アプリケーションを開発した。ミライト・テクノロジーズのドローン事業でこのアプリを活用して、通信設備や建物の点検業務を効率化、高度化する。3年後には、設備点検分野で3億円の売り上げを目指す。
同社は2017年から本格的にドローン事業を開始。これまでに自社保有ドローンによる設備点検や他社ドローンの運航代行など、全国で約400フライトの実績がある。通信設備や建物を点検する際は、多面的に撮影する必要があり、一般的な2次元での自動航行ソフトウェアでは対応できず、マニュアル操作での飛行ケースが多くあった。
また、マニュアル航行による点検では、高度な飛行スキルが必要となり、 定期点検の場合は、 飛行するたびにルートが異なるため、差分解析が難しいなどの課題があった。
こうしたことから同社は、ドローンの自動航行プラットフォームを保有するNTTデータと協業し、点検対象物の3Dモデルをベースとして、複雑な形状の対象物と一定の離隔を取って自動航行させる設備点検用自動航行アプリを開発、検証を実施した。
開発したアプリを利用することで、建物点検では壁面と屋上を自動で連続撮影できる。表面から同じ高さでの撮影も容易になることから、起伏のあるゴルフコースの点検などにも適用できる。
また、同一対象物の定期点検では、まったく同じ航路、同じ画角の画像取得が可能となることから、画像の差分解析といった後工程作業の効率化、高精度化に結び付く。自動航行のため、操縦スキルによる画像品質のバラつきがなく、複雑なフライトでのミスを防ぐことができ、安全性の向上につながる。
残り50%掲載日: 2020年4月6日 | presented by 建設通信新聞