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  • 日建設計ら5社/ネットワークシステム共同開発/室内環境を最適化/クラウドでセンサー制御

     日建設計と協和エクシオ、WHERE(東京都千代田区、丸田一代表取締役)、オムロン、神田通信機(同、神部雅人社長)は、働き方改革や脱炭素社会の実現のため、ワークプレイスの有効利用と室内環境の最適化を目指すクラウドプラットフォームを活用したセンサー・設備制御ネットワークシステムの開発、改善、普及に向けた取り組みを共同実施することに合意した。

     

     既に都内で実際のオフィスを利用したセンサー・ネットワークシステムの実証実験を始めており、今後は、設備制御やAI(人工知能)との連携の拡大を図り、実フィールドにおける省エネルギー効果の検証や働き方改革への応用を試行していく。

     

     これまで空調、照明、防犯、防災、日射遮蔽、映像音響などの建築設備では各システムが独自にセンサーを設置しており、相互無関係に制御されてきた。より快適、効率的に建築空間を運用し、生産性向上や脱炭素化を促進するためには、空間の全体最適化を可能とするシステム開発が必要になる。

     

     今回の取り組みは、ネットワーク、センサー、設備制御、建築設計など各分野の連携による建築空間をさまざまな側面から統合的に全体最適化することを目的にしている。

     

     システムコンセプトは、デジタルツインとオープンスタンダードの概念に基づいている。建物内にセンシング専用のネットワークを構築して複数センサーのデータをクラウドプラットフォームにアップロード、マッシュアップし、全体最適解を探索するため総体的に解析するとともに、設備制御にフィードバック可能なネットワークシステムの構築を目指す。

     

     人が滞在し、設備制御されている空間であれば、人や物の位置情報や利用状況、室内環境を定量化し、きめ細やかな制御が可能となる。このため、オフィスや学校、病院、工場など多様な建物用途に貢献できるとしている。

     

     特にワークプレイスでの利用が有効とし、空間の利用状況、室内環境の把握によるワークプレイスの継続的な改善、利用状況などに応じた高精細でリアルタイムな制御により、働き方改革、脱炭素社会に貢献する。

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    掲載日: 2020年4月9日 | presented by 建設通信新聞

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