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建コン協若手の会が処方箋/幸せな働き方を実現
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>建設コンサルタンツ協会本部の「業界展望を考える若手技術者の会」(若手の会、伊藤昌明代表)は、建設コンサルタント企業で働く従業員1564人を対象に、近年マーケティング領域で注目されるeNPS調査を2019年11月に実施。そのサンプルをもとに建コン業界全体の「エンゲージメント=仕事の幸せ度」を高めるための処方箋をまとめた。現在各企業で働き方改革として進められている就業環境改善とあわせて、「ウェルビーイング(=幸せ)な働き方の実現」を掲げることが必要だとし、その実現に向けて、個人にはセルフコーチングや越境学習など、チームでは心理的安全性やコーチ型リーダーシップなど、会社にはミッション、ビジョン共有や自由裁量の拡大などをそれぞれでやるべきこととして挙げている。
これに基づき第1弾のアクションとして、28日午後4時から、「内発的モチベーション向上ウェビナー」をウェブ会議システムのZOOM配信によりオンライン開催する。自分のやりたいことに向き合い、その実現に向け自走するモチベーションの高い状態をつくるためのセルフコーチングを学ぶこととしている。
eNPSは職場に対する愛着・信頼の度合いを数値化する指標で、上位の企業は離職率が低く、やりがいを感じることができる職場であり、社員の生産性も高いという傾向が示されている。
eNPSスコアの測定方法は、「自社への入社を親しい知人や友人に勧める可能性はどのくらいあるか」との質問を10段階評価し、0-6を批判者、7.8を中立者、9.10を推奨者として、推奨者の割合から批判者の割合を引いて算出する。高得点をつける心理的ハードルが高く、ロイヤルティーを正確に把握することができる調査として注目されている。今回はエンゲージリングを構成する9つの指標も計測し、相関分析を行った。
今回の調査結果では、eNPSスコアはマイナス60.3で全業界平均(マイナス61)とほぼ同等だったが、回答者の属性でみると、地方コンサル、20代、30代の若手、技術職のスコアが低い傾向にあった。スコアと相関の高い指標は「職務」「組織風土」「理念戦略」だった。
残り50%掲載日: 2020年4月23日 | presented by 建設通信新聞