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  • 社会課題の解決へDX加速/ICTソリューション“共創”/飛島建設 NTT東日本と連携

     飛島建設は、建設業界の一層の活性化を目的にデジタルトランスフォーメーション(DX)を用いたi-Constructionの推進に乗り出す。光回線などのアクセスサービスに強みを持つNTT東日本と連携協定を締結。相互の連携によって、焦点となっている生産性の向上や安全管理など業界全体の課題解決に役立つICTソリューションを“共創”していく。

     

     かつてない人口減少に向き合うわが国の建設産業にとって働き手(生産年齢人口)の減少を補完する生産性の向上が喫緊の課題である点に着目。企業へのDXの推進やICTソリューションの開発・提供に強みを持つNTT東日本とタッグを組むことで、建設現場における生産性の向上と安全管理の促進を狙う。

     

     建設現場向けの取り組みとしてスタートを切るが、Society5.0(超スマート社会)を具現化するスマートシティーへの展開など、まちづくりや地域経済の活性化といった視点も重視。“建設現場”という枠にとどまらない幅広い展開を見込む。

     

     第1弾として、建設現場で働く作業員向けに飲料水を購入するタイミングで「熱中症に気をつけて」といった安全・体調管理のメッセージを呼び掛けるWi-Fi自動販売機(災害時にWi-Fi基地として地域に貢献)の設置や、飛島建設が開発した現場管理システム『e-Stand』のサービス拡充などを模索。

     

     こうした取り組みを皮切りにウェブカメラによる映像やAI(人工知能)、ローカル5Gを活用したICTソリューションの提供を段階的に検討していく。相互に技術・ノウハウを持ち寄ることで、建設現場だけでなく、広く社会課題の解決を目指す。

     

     連携協定における両社の役割分担は飛島建設が建設業の課題の抽出や検証環境の提供などを担当。NTT東日本は、抽出した課題の追究や解決策の提案、他の建設会社へのICTソリューションパッケージの提案などを担う。

     

     施設整備など現業を知る飛島建設とデジタル技術を駆使したサービス提供を行うNTT東日本が相互に補完し合う連携体制を構築することで、DXを活用したICTソリューションの検討を加速。建設業界の課題解決だけでなく、まちづくりや地域経済の活性化、スマートシティーの推進など社会課題の解決につなげていく方針を示す。

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    掲載日: 2020年6月4日 | presented by 建設通信新聞

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