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  • ライト工業/ICT軸に技術開発加速/体制拡充し省力化確立

     ライト工業がICTやAI(人工知能)などの最先端テクノロジーを取り入れ、特殊土木分野の技術開発を加速させる。国土交通省が推進するICT活用工事の拡大を見据え、保有技術の省力化・省人化を図ることが狙い。24日に開所した技術開発と人材育成の拠点「R&Dセンター」(つくば市)内に、機械シミュレーション室を設けるなど研究体制も拡充、専業者の立場から法面工事や地盤改良におけるICT化対応技術の確立を急ぐ。 =関連4面

     

     既にICTプラットフォームを確立し、保有技術の省力化・省人化に向けた技術開発をスタートさせており、5、6技術が対応済み。R&Dセンターの始動に合わせ、技術開発を本格化する。高橋修執行役員R&Dセンター長は「技術開発の重点分野として地震や豪雨とともに、ICT活用を位置付けており、専業者の立場からより安価で効率的な技術のラインアップを拡充する」と説明する。

     

     新設した機械シミュレーション室では、ICTの利活用とともにロボットの開発も進める方針。既に法面などへのモルタル吹き付け厚を把握できる見える化技術も確立している。AIで施工情報の自動解析を行い、地盤状況などを事前に把握できれば、杭をより正確なポイントに打設することも可能になる。

     

     先端技術を取り入れる手段として、外部識者との共同研究も推し進める。R&Dセンターに共同研究のスペースとしてプロジェクト室を設置しており、大学などとの連携関係強化にも乗り出す。センター開所式典であいさつした鈴木和夫社長は「必要な人材の確保がますます困難な時代にあって、限られた社内の知識や知恵だけでは課題解決が難しい。開発目的や手法を外部と共有、連携することが重要になる」ことを強調した。

     

     R&Dセンターは当面30人体制で運営するが、新たな開発テーマを増やしながら、人員を増やす計画だ。日刊建設通信新聞社の取材に応じた鈴木社長は「1年後には数十人規模にまで体制が増員するイメージで拡大していく。具体のテーマごとにチームを拡充することになるが、そのためのスペースも十分に確保している」と、新技術開発への意欲を示した。

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    掲載日: 2018年1月25日 | presented by 建設通信新聞

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