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話題縦横・土木学会「未来の土木コンテスト」/想像力×土木の力で未来紡ぐ
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【子どもの夢、エンジニアが形に】
子どもたちの夢をプロの土木エンジニアが形にする、土木学会の「未来の土木コンテスト」最終選考会・表彰式が20日に開かれた。最終選考会では、1次選考を通過した優秀賞受賞者5人の「未来プランナー」とエンジニアがチームを組んで、「想像力」「土木の力」で紡ぎ出した“土木の未来”を披露し、最優秀賞には福島県の小学6年生、遠藤萌花さんの「遊びと笑顔で発電公園」が選ばれた。子どもたちの自由な発想は、土木エンジニアにとっても新たな着想を得る上での良い刺激になったようだ。 東京都江東区の日本科学未来館で開かれた最終選考会の冒頭、コンテスト準備委員長の宮田喜壽防衛大教授は、「伸び伸びとした子どもの発想と、それを形にする土木の力を感じてもらえればと思っている」とあいさつした。
続いて、選考委員長の高橋良和京大教授が「人間が人間らしい生活を送ることを支えている土木に、一番必要な要素は未来を創造する力だと思っている。土木技術は想像力、科学技術、情熱をすべて兼ね備えている。作品発表を前にわくわくしている」と述べた。
コンテストは、市民と土木技術者がともに未来の社会を考えるというコンセプトで企画。土木学会創立100周年記念事業として14年に実施した、市民参加型の「未来のT(テクノロジー)&I(アイデア)コンテスト」の名称を変え、対象を小学生にして継続実施することにした。今回は小学4-6年の5人のアイデアが優秀賞に選ばれた。
開催に当たっては、日本科学未来館(毛利衛館長)が共催し、国土交通省の後援を得た。夢を形にする作業には日本建設業連合会の土木工事技術委員会が全面的に協力し、作品ごとに同委員会メンバーがチームを結成して、アイデアの具現化に汗を流した。
最終選考会は、5チームが7分間プレゼンテーションし、7人の選考委員が5分間質問する形で進められた。各チームの発表に対し、委員からは、「アイデアを実現するためのエンジニアの提案をどう思いましたか」「マイナスのイメージが強いものをプラスに変える発想がすばらしい」などの質問、感想が出された。
「将来、土木エンジニアになりたいと思いましたか」との質問に、「はい」と元気よく答える未来プランナーもいた。
残り50%掲載日: 2018年1月25日 | presented by 建設通信新聞