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飛島建設×ロゼッタグループ/自動通訳 情報共有 データ保存/多機能ハンズフリー実現
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【コロナ対策にも効果発揮】
飛島建設は、建設現場の生産性の向上を目的に、外国人技術者との自動通訳機能や遠隔地からの情報共有を可能とするコミュニケーション機能、現場のドライブレコーダー機能を備える多機能ハンズフリーシステム「e-Sence」を開発した。効果的に活用することで、新型コロナウイルス感染症への対策ツールとしても効果を発揮することになりそうだ。 AI(人工知能)を使った自動翻訳システムを開発・運営するロゼッタグループとの共同開発となる。日建リース工業と連携して5月18日から販売・レンタルを開始した。
製品化されたe-Senceは外国人技術者との円滑なコミュニケーションを可能とする同時通訳機能や遠隔地からの情報共有が可能となる連携機能、音声・画像データを保存できるドライブレコーダー機能を備える。
ネットワークの活用によって、タイムリーな機能の提供を可能にするだけでなく、デバイスにスマートグラス「M400 Smart Glasses」を用いることで“ハンズフリー”を実現した。
日本語、英語、ベトナム語に対応する同時自動通訳機能を搭載。業界特有の用語まで網羅した通訳機能によって外国人技術者との円滑なコミュニケーションを支援する。
スマートグラス(M400)同士の連携だけでなく、遠隔地にある現場事務所や監理者・事業者のパソコン・スマートフォンとの連携など遠隔地からの情報共有にも役立つ。
遠隔地からタイムリーに現場へ指示を出すことができる一方、デバイスを装着した技術者が話した内容に関連する音声や画像データをサーバーに保存するドライブレコーダー機能を付加することで、事故原因の記録や追及、対策立案への活用も見込む。
コミュニケーション機能を効果的に活用することで、例えば、人の移動を減らすなどコロナウイルスの対応にも効果を発揮。蓄積したビッグデータを活用すれば、これまで明確になっていなかったヒヤリハットやトラブルの原因究明など一層の安全性の向上に結び付けることができる。
ハンズフリーシステムにおけるプラットフォームとして今後、AIやBIM/CIMなど他のアプリケーションとの連携も想定。同社の現場だけでなく、清水建設との協業など広く業界全体に展開することで、データの活用による生産性の向上や円滑なコミュニケーションの推進、安全性の向上に生かしていく。
残り50%掲載日: 2020年6月11日 | presented by 建設通信新聞