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大林組/キャリアアップと連携 全現場に顔認証/スーパー職長従事日数も確認
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>大林組は、建設キャリアアップシステムと連携できるNECの入退場管理サービス「建設現場顔認証forグリーンサイト」を採用する。国内の全建設現場に2020年度中に導入する。「スーパー職長」などの従事日数確認や建設業退職金共済制度(建退共)との連携も進める。
建設キャリアアップシステムは、19年4月から本運用を始めており、ゼネコン各社が現場導入などを進めている。国土交通省は、建退共でのキャリアアップシステム活用に向けて21年度から電子申請を本格実施し、23年度から民間工事も含めて電子申請に完全移行するなど、キャリアアップシステムの普及に向けた施策をパッケージで展開している。
こうした状況を踏まえ同社では、「建設現場顔認証forグリーンサイト」を全現場に導入する。作業員の現場入退場時にタブレットやスマートフォンなどの端末を使って顔認証で本人確認しつつ、GPS(全地球測位システム)位置情報を取得して入退場した人・時間・場所を記録する。MCデータプラスの安全書類管理サービス「グリーンサイト」の通門管理システムと連携しており、グリーンサイト経由でキャリアアップシステムに就業履歴を自動登録する。
20年度下期からは、入退場情報を大林組の認定基幹職長「スーパー職長」と、認定優良クレーンオペレーター「スーパーオペレーター」の手当支給に必要な従事日数報告書とも連携させる。
さらに、今後は建退共の証紙請求処理業務などにも活用する考え。同社では、従来から建退共の証紙を公共・民間問わず同社の負担で交付しており、顔認証で取得した入退場情報を使って請求処理することで、協力会社の業務効率化につなげる。
残り50%掲載日: 2020年6月16日 | presented by 建設通信新聞