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緊急搬送時/患者への負荷 最小限に/大成ロテと道科学大
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【特殊改質アスで検証】
大成ロテックと北海道科学大学の亀山修一教授は共同で、救急車の緊急搬送時に患者への振動による負荷を抑える舗装路面の研究を始めた。救急搬送時の車内振動を測定し、ひび割れやわだち掘れ、平坦性など舗装の路面性状の影響を明らかにする。あわせて、同社の特殊改質アスファルト「リラクスファルトHT」をひび割れやわだち掘れの個所に試験施工し、効果を検証する。
大動脈瘤破裂やくも膜下出血の患者を搬送する際は、患者への振動を与えないように舗装路面の状態が悪い個所では減速するため、搬送時間が延びる傾向にある。搬送時間の短縮には舗装路面を良い状態に保つ必要があるが、これまでは患者に負荷をかけない舗装について検討が進んでいなかった。
共同研究では北海道開発局と中標津消防署の協力の下、同社のIRI測定装置「STAMPERII」を救急車に設置し、路面の平坦性などを算出。車内振動と路面性状との関連性を導き出す。得られた結果を基に、道路管理者へ患者への負荷を抑えるための舗装の提案を目指す。共同研究は2-3年を予定している。
残り50%掲載日: 2018年1月26日 | presented by 建設通信新聞