建設技術者向けNEWS
建設技術者の方が知りたい情報を絶賛配信中
会員登録いただくと無料で閲覧可能です!
-
売上高は全階層減少/全国ゼネコン40社20年3月期決算分析/建設経済研
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【売上総利益 直近5年で最高水準】
建設経済研究所は、売上高上位40社の全国ゼネコンを対象とした「2020年3月期(19年度)主要建設会社決算分析」を発表した。受注高は、好調だった前年度に比べて大手、準大手、中堅の全階層で減少。売上総利益はすべての階層で増加となり、直近5年間で最も高い水準だったが利益率は減少した。営業利益は準大手と中堅で減少したものの、全40社が営業黒字を確保している。
調査は、直近3年間の連結売上高の平均が上位の40社(大手5社、準大手11社、中堅24社)を対象に実施した。各社の決算短信などから判明する20年3月期決算(一部19年12月期)の財務指標を分析している。
分析結果によると、受注高(単体)は、前年同期比10.4%減の12兆6677億3200万円。建築(12.5%減、8兆6369億6300万円)、土木(5.6%減、3兆6955億1500万円)ともに減少となった。企業別でみると、増加は、大手が5社中3社、準大手は11社中1社、中堅は24社中6社だった。
20年度の受注額は、予想を発表した15社中9社が減少を見込んでいる。
売上高(連結)は、2.8%増の16兆3993億4500万円。大手は5社中4社、準大手は11社中8社、中堅は24社中17社で増加するなど、最近5年間で最も高い水準となっている。一方、20年度の売上高は、予想を発表した22社中14社が減収見込み。大手が8.6%減とするなど全階層で減少予想となっている。
売上総利益(連結)は1.4%増の2兆0693億4200万円だった。利益率は0.2ポイント減の12.6%。利益額は全階層で増加したものの、利益率はすべての階層で減少した。
本業のもうけを示す営業利益(連結)は、1.4%減の1兆1451億2900万円。営業利益率は7.0%で前年同期から0.3ポイントの低下となった。大手は5社中2社、準大手は11社中5社、中堅は24社中12社が営業利益を増加させている。20年度は総計で22.9%の減益予想。すべての階層で減益を見込む。
経常利益(連結)は1.8%減の1兆1935億0000万円。経常利益率は0.3ポイント減の7.3%だった。20年度予想は全階層で減益を見込み、総計で25.3%減となっている。
残り50%掲載日: 2020年6月30日 | presented by 建設通信新聞