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  • コリンズ・テクリスで電子成果品を検索可能/BIM/CIM拡大に対応/JACIC

     日本建設情報総合センター(JACIC)は、公共工事や業務で作成する3次元データなど建設情報の一元管理に向け、コリンズ・テクリスと国土交通省の電子成果品保管・管理システムのデータ連携に着手する。コリンズ・テクリスの検索機能を拡張し、従来の調達にかかわる工事や業務の実績情報に加え、BIM/CIMデータなどの電子成果品も検索できるようにする。国土交通省が2023年度に予定する小規模工事を除く全公共工事へのBIM/CIM適用拡大までに実現し、受発注者の利便性を高める。

     

     公共工事・業務の実績情報データベースとなるコリンズ・テクリスは、工事や業務の案件ごとに固有の登録番号(ID)を割り当て、建設情報を管理している。受発注者が利用する企業や技術者の実績情報などもIDに紐付けられている。このIDは、建設生産プロセスの各段階を通じて利用することができ、国土交通省が管理する電子成果品保管・管理システムも同じIDで成果品を管理している。ただ、検索などはそれぞれのシステム内でしか行えないのが現状だ。

     

     一元的なデータ利用を実現するため、JACICは1日付で「JACIC“i-Con”チャレンジ戦略」を改訂し、コリンズ・テクリスと電子成果品・保管管理システムのデータベースを連携し、コリンズ・テクリスから成果品を検索するシステム構築を目指すことにした。受発注者双方のニーズを踏まえ、キーワード検索など必要な機能も構築し、利便性の高いシステムを提供する方針だ。

     

     国交省が今後本格化する3次元モデルなどのオンライン電子納品、保管、利活用の仕組みと、調達情報を管理するコリンズ・テクリスが連携することで、調達から成果品の利活用まで一貫した仕組みを構築し、情報提供できるようにする。BIM/CIMの適用が拡大する23年度までの運用開始を目指す。インフラ分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する。

     

     合わせて、新型コロナウイルス感染症の流行など非常事態の業務継続(BCP)の観点から、テレワークも推進する。

     

     コリンズ・テクリス、積算、電子入札などのセキュリティーを確保し、従来の事務所などに割り当てられたパソコンだけでなく、テレワークの際にシステムを利用できる環境を構築する方針だ。

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    掲載日: 2020年7月2日 | presented by 建設通信新聞

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