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橋梁下部工モニタリング/洗掘状況を即時計測/福山コンサル 遠隔システム開発
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>福山コンサルタントは、洪水時の洗掘状況を遠隔地からリアルタイムで計測可能な橋梁下部工のモニタリングシステムを開発し、提供を開始した。システムを導入することで、現地に行かずに迅速かつ安全に、河川内橋脚の洗掘状況の異常検知と橋梁の通行可否の判断などを行うことが可能となる。
同システムは、あらかじめ橋脚の複数点に設置した無線か有線通信タイプの加速度センサーと、携帯通信回線によるインターネット接続を用いて、現地に行かずに近接目視が困難な水面下にある橋脚の振動データを計測し、その結果から橋脚下部工基礎の洗掘量を導出するモニタリングシステム。洪水時での基礎の安全性を定量的に評価でき、橋脚の安全上限界となる洗掘量に達した場合は、管理者に異常を通知し、現地に行かずに交通可否の判断を行うことが可能となる。
橋梁下部工の洗掘状況の確認は、洪水発生時などは現地に赴く必要があるため、時間を要するとともに危険を伴っていた。
今回開発したシステムは、鉄道橋下部工の洗掘評価で多くの実績を有する同社の技術をリモートモニタリング対応とする開発を行い、道路橋への適用を図ったもので、内閣府が推進する戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の研究成果として、モニタリングシステム技術研究組合のガイドラインにも掲載されている。
残り50%掲載日: 2020年7月7日 | presented by 建設通信新聞